竜王山から見た縦走後半に歩いた山々
北浦スカイライン縦走
影山 (230.8m)〜シタキ場山 (240m)〜
雌鋤先山 (493.5m)〜鋤先山 (583m)〜
竜王山(613.9m)〜桜ヶ谷 (447m)〜
汐見岩(473m)〜広瀬コブ (473m)〜
鬼ヶ城(619.6m)〜鳶ヶ尾 (548m)〜
狩音山 (577m)〜白滝乃頭(420.2m)〜
正月ヶ峰 (320m)
かげやま〜したきばやま〜めすけさきやま〜すけさきやま〜りゅうおうざん〜さくらがたに〜しおみいわ〜ひろせこぶ〜おにがじょう〜とびがお〜かろうとやま〜しらたきのかしら〜しょうがつがみね














この週末は雨の予報。ならばなんとか仕事の段取りをつけて平日ですが、先週に続き山口県下関市の山を縦走する事にしました。今回の山は、先日ネットで見つけた「北浦スカイライン」と呼ばれる縦走路で、下関市の安岡から石畑峠までの13kmの尾根を歩くというもの。途中、山口百名山の竜王山、鬼ヶ城の2座を含め12座のニューピークがあるというピークハンターにとってはなんともありがたい宝の山のようなコースです。このコースを知った山口在住の法師崎さんのブログを参考にして、今回は、石畑峠に自転車をデポ。安岡の竜王山南登山口からスタートし、竜王山から一旦、石見峠に下り再度登り返し、鬼ヶ城経由で石畑峠に下山。自転車で登山口に13km戻る計画です。石畑峠までの目標タイムは休憩、昼食込みで7時間としました。
早朝、自宅を出発。未明の曇り空の下、高速下関IC経由で石畑峠に自転車をデポし、安岡の下関済生会総合病院裏の登山口に向かいます。車道から林道へ上がる入口には、立派な登山口表示があり林道入口の空地に駐車し、ここから縦走スタートです。空は薄曇りで霞がかかり視界はイマイチのようです。病院裏の林道を右へ歩き、分岐を右折した先に登山口がありました。いきなり樹林の急斜面をロープに掴まりながらの直登がスタートです。尾根の先端に着くまでひたすら登りですがコースは明確です。吹き出る汗に、衣服の調整をしてアップダウンを数回繰り返し、展望のない影山山頂に着きました。山頂表示と三角点があります。ここからさらに自然林の尾根のアップダウンが続きます。途中、鹿の鳴き声を数回聞きました。やがてシタキ場山山頂に到着。ここも展望はありません。すぐ先で右斜め下からの作業道に合流し、その先で右下から上がって来た木段と合流する中国自然歩道の案内表示が立つ地点に出ます。これを下ると深坂ダム(ため池)に出るようです。ここからは中国自然歩道の木段を登って行きます。雌鋤先山までひたすらジグザグに木段を登り、登り着いた明るい雌鋤先山山頂には三角点とベンチがありひと休み。吹き付ける西風が冷たく、汗で濡れた体が冷え長居はできません。一旦、鞍部に下り、鋤先山に登り返します。眺めのいい鋤先山ですが、あいにくの空模様で期待した展望は得られません。北にはこれから向かう竜王山が大きく見え、竜王山山頂の鐘の音が聞こえて来ます。ここから再度、鞍部へ下ります。ここで今日はじめてハイカーとすれ違いました。紅葉を見にもみじ谷へ下山するとか。長い木段登りの末、数組の地元のハイカーがくつろぐ竜王山に着きました。登山口から2時間15分。ここで行動食を食べながら先週登った勝山三山の尾根を眺めます。これから歩く、鬼ヶ城や白滝乃頭などの稜線が彼方に見えており、まだまだ、距離があることを実感。早々に縦走再開です。
山頂先の分岐から中国自然歩道と分かれ右折し、吉見峠に向けてこれまで稼いだ高度を一気に350m以上も急降下。自然林と人工林の境を凄い斜度でまっすぐ下ります。ロープに掴まりながら慎重に下りますが、こんな下りは初めてで膝が笑うというのを実感できます。ここは登りたくないコースです。やっと下り着いた全行程の中間地点となる吉見峠で、靴ひもを締め直し車道の反対側にある登山口から見上げる尾根に取り付きます。この登りも人工林の中の急斜面の直登コース。中腹からは岩まじりの斜面となりますが斜度は変わりません。振り返ると今下って来た竜王山が大きく背後にそびえています。やっと着いた桜ヶ谷ピークで小休止。さらに先の汐見岩という眺めの良いピークからは黒井方面がよく見えます。ここからは広瀬コブの鞍部にまた下り、またまた登り返します。ここで先行するハイカーが現れました。やがてアオキのトンネルの斜面を下り、鬼ヶ城との鞍部付近このハイカーを追い越しました。私と同じ竜王山南登山口をヘッドライトを頼りに朝6時にスタートしたとそうです。彼を追い越し、鬼ヶ城への激登りのスタートです。岩まじりの斜面を時にロープを頼りにゆるゆる登り、登山口から4時間足らずで広い鬼ヶ城の山頂に着きました。竜王山とは相反して無人の山頂です。西風が時に強く吹き付け、展望を楽しむ余裕もなく、山頂から下った地点にある鬼小屋と呼ばれる避難小屋で風を避けて昼食を摂る事にします。無人の小屋でカップ麺で暖を取りながらの30分の昼食を終え、縦走路に戻ると行く組かのハイカーとすれ違います。その中のお一人は私と同じミレーの同じデザイン、色のザックでお互いあまりの偶然に笑顔で別れました。ここからは地形図を見ると、今までほどの激下り、激登りはないと楽観して歩いていましたがこれは大きな間違いでした。
先の分岐を直進、鳶ヶ尾ピーク、狩音山と歩きます。狩音山先の新しい道標が立つ地点からルートは左へ曲がり、こここから自然林の斜面をジグザグに急降下します。やがて右に伐採地を見る地点でルートは平坦になりますが、ここから白滝乃頭という眺めのいいピークへ向けてまた急登です。このピークの三角点は山頂表示からさらに1分ほど歩いた地点にありました。いくつかのアップダウンを越えて、新しい二本目の道標が立つ正月ヶ峰というピークでルートは右折。またロープを頼りに鞍部に急降下し、再度急斜面を登り、変な木が中央に立つ広い樹林の尾根に着きました。木の根元には「川棚のタコおどり」の看板がありこの尾根の縦走記念の撮影ポイントになっているようです。このあたりに来るとやっと車道を走る車の音が聞こえ、この尾根を下るとお地蔵様が2体祀られた背後の石畑峠登山口に下山しました。車道上の側道を歩きデポした峠の自転車の所に到着。スタートしてから6時間40分で目標タイムより少し早く下山することができました。ここからは、自転車で13kmの距離をのんびり深坂ため池などに寄り道しながら走り、15時30分前にスタート地点の駐車地に戻りました。
それにしても、今回のルートは予想以上にアップダウンが多く、とてもタフな縦走路でした。でも竜王山、鬼ヶ城の2座を中心にこのルートは、地元の方に愛されよく整備された山域だと実感しました。今回参考にさせていただいた法師崎さんのブログでは、同じルートを私と逆コースで石畑峠から歩かれたようです。